■ジェンダー・バイアスクイズ!「イクメン」
会社員のケンタは第一子が生まれたのを機に育児休業を取得することにしました。ところが、職場の先輩は「男が育休なんて珍しいな。出世コースから外れるかもしれないぞ?」と冷ややかな反応。さらに、親戚のおじさんも「男は仕事をがんばって家族を養うのが当たり前だ」と言い、あまり理解を示してくれません。ケンタは心配しながらも、「育児は妻と二人三脚でするものだ」と考え、決意を固めます。
問.ケンタの周囲には、どのようなジェンダー・バイアス(性別に対する固定観念)が見られるでしょうか?
(1)男性は育児より仕事を優先すべきという風潮
(2)男性が育休を取るのは変わり者だという偏見
(3)育児は女性の役割だという固定観念
正解は(1)~(3)すべてがあてはまる可能性があります。「男性は仕事、女性は家事・育児」という従来の性別役割分担意識が根強く残っており、男性が育児休業を取得すると「出世コースから外れる」という無言のプレッシャーを感じるケースがあります。こうしたバイアスは、本人だけでなく、組織全体の多様な働き方を阻む要因にもなります。
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